似ているけれどちょっと違う?内祝いとお祝い返しの基本マナー

2022.4.4

やっさん

ホワイトデーが近い日曜日に甥っ子が台湾カステラをくれました。
母親(姉)の入れ知恵らしい台本付きで(『○○ちゃん、いつもありがとう』)。
あれ?先月私何もあげてないけどなーと思いつつ、「内祝い」ってこんな感じでお返しとは違うんじゃなかったっけ?と気になって調べてみました。

内祝いって?
お祝いをいただいたお返しとしてよく使われる「内祝」という表書きですが、内祝いは元々お祝い返しのことではないんです。
内祝いの「内」とは「家(うち)」という意味があります。つまり「内祝い」とは内輪のお祝いということ。

以前は家庭で何かおめでたいことがあったときに、親しい人や身内の間で喜びを分かち合うための宴席を設け、お披露目をしたことが起源だそうです。
遠方にいて招待できない人や出席できない人には、報告とあいさつを兼ねて品物を贈ったんですね。

内祝いとお返しの違い
では、「お返し」とは何かってというと、いただいた贈り物や親切に対する返礼としての品物や行為。
お祝いをいただいたかなくても贈り物をするのが本来の姿である内祝いとはちょっと違います。

内祝いは「幸せのおすそ分け」という気持ちがにじみ出る日本人らしいマナーの1つですが、先に内祝いを届けるとお祝いの催促と勘違いされるのでは?と思う人も多くなってきました。
現在の「内祝い」はお祝いをいただいた人に対する「お返し」として贈るものという意味合いが強くなり、定着しつつあります。

内祝いの相場
そんな内祝いの相場としては、いただいた品や金額の3分の1~2分の1に相当する品物が一般的だそうで。
日持ちのするお菓子やコーヒー、調味料、タオルなど実用的なバス用品のセットが定番です。
先方が好きなものを選べるカタログギフトも人気です。

内祝いのおすすめはやっぱり定番品

こだわりのお米 2合米10個セット 4,282円
どなたにも喜ばれるお米のギフト。
かわいいオリジナルパッケージで、各地のこだわり銘柄を食べ比べできます。

湯躍詰合せ(春霞7包 月白7包)3,300円
別府温泉の“湯の花エキス”の成分を余すところなく、抽出、配合した薬用入浴剤「湯躍」。
体を温めて免疫力をアップしてくれる、嬉しい贈り物になります。

カタログギフト umashima(うましま) 4,180円~11,880円
日本のおいしいを集めたカタログギフト「うましま」なら、相手が好きなものがわからなくても大丈夫。
写真もきれいで読んでいても楽しいカタログです。

fuwa mocoタオルセット ピンク 5,500円
ふわふわの触り心地を羊の毛に見立てたfuwamocoタオルです。羊は家族の安泰や平和のの象徴であり、幸せのシンボル。安心の今治品質に、木箱入りでお祝いにはぴったりです。

内祝い熨斗の水引
ちなみに内祝いに付ける熨斗の水引には、「結び切り」と「蝶結び」の2種類があるのでご注意を。
結婚内祝いや快気祝いは、一度結んだらほどけないことから二度と繰り返されないことに使う「結び切り」とし、逆に「蝶結び」はほどいて何度でも結び直せるという意味で、出産、新築など繰り返しても喜ばしいお祝いごとに使います。

改めて「内祝い」の意味を知ると、なんだか素敵な考え方。
ホワイトデーはお祝いじゃないのでちょっと違いましたが、お返しじゃなくても感謝を伝えていいイベントってことでしょうか~
催促とは思わなかったですし!